ロスジェネ世代の下剋上

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毒親と公文式

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「なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?」(著者:おおたとしまさ 祥伝社新書)という本がありますが、「教育熱心」な親が、幼少期から子供に通わせる鉄板の教育メソッドが公文式です。

 

まあ、公文式は教室数が全国的に多いですし、幼児期から対応している為、経験者の数は必然的に高くなるというカラクリはあるものの、その存在感はとても大きいです。

 

公文式の大きなメリットを2つあげるとすると、

①勉強習慣が身につく

②先取学習で学校の授業が楽になる

といっとたところでしょうか。

 

①「勉強習慣が身につく」については、週二回の教室通いに加えて毎日の宿題(プリン      ト学習)があります。子供によって変わるのですが、1日について5~10枚分のプリントを渡されるので、毎回教室に行ったときに提出し、新しい宿題と前回提出したプリントが採点されて渡される流れです。

 

ホントこれ、この勉強習慣が身につくことはすばらいしことだと思います。これができれば、「学校の勉強」について言えば無敵状態。親としてはきっと「宿題やりなさい!!」といった定番の定型句を永遠に言わずに済むことができるでしょう。

 

②「先取学習で学校の授業が楽になる」については、公文式は学年毎のカリキュラムに囚われず、その学習範囲を習熟したと見なされれば、どんどん先に進むやり方なので、特段「神童」と呼ばれる子供でなくても、通常の学習範囲の1年先、2年先を勉強している子もザラにいます。

 

幼稚園児や保育園児から公文式をやっていて、小学校入学時既に九九を学習しているレベルの場合、小学1年生の授業で「2+3は何?」なんて授業を延々と受けるのはかなりの苦行という話も聞きますが、東大合格者を数多く輩出する難関私立高校なんかは圧倒的な先取学習(高校2年までに学習課程修了。3年は受験対策)をするそうなので、先取学習は大きなアドバンテージと考えられます。(私立中学受験を考えている人なら特に有効ですね)

 

う~ん、すばらしい公文式。

 

自分は国語は得意だったし子供も年上向けのYoutubeばかり観ていて語彙力がすごい、英語は身内を含めペラペラの人間がいるし、そのうちDMM英会話でもやらせよう、となると数学(算数)だな、ということで子供に公文式算数をやらせました(一応最初は公文の体験教室に通い、子供も「習いたい」と言ったので、同意の上の入会です)。

 

最初のころは嬉々として教室に通い、宿題も進んでサクサク解いていました。学習内容もドンドン進んで、少し間違いが多いと少し前のプリントに戻ってやり直して、と公文メソッドの王道に乗って順調に学習が進んでました。

 

だが、しかし、だがしかし・・

 

黙々と単純作業の計算をやるのが嫌になったのか、教室に行くのを渋り始め、宿題も何かしら理由をつけてやらなくなりました。

 

ま、ここからでしょう。親が悩み始めるのは。

 

このブログを読んでいる人も同じような症状が出てネットで「公文 やる気」「公文 宿題 やらない」等々検索しまくっていろいろ考えていると思われますが(笑)みんな一緒です。

 

この当たりが分水嶺なんでしょうね。

 

自分もアメとムチ、硬軟を駆使して継続させようとしましたが、これが非常に難しい。「公文の宿題をやったらシールをつけて~」「○○の過程が終わったら○○を買ってあげる」なども試しましたがほぼ効果なし。募るイライラ。。

子供と同じように親もストレスがどんどん溜まる状態でした。

 

公文の先生に相談して、宿題の枚数を減らしたり、難易度の調整、いろいろ励ましをもらいましたが、改善はせず。

 

公文に通う事や、宿題をやらせる事について、ほぼ毎日ガミガミ怒ることとなり、自己嫌悪に陥るほどでした。

 

そんな時にたまたま出会ったのが、評論家(文筆家)古谷経衡さんの著者「毒親と絶縁する」でした。

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この本を読んで気付きました、「自分が毒親になってるんじゃないのか」と。。

 

古谷さんの両親は非常に教育熱心で、幼少の頃から「北海道大学進学」を宿命づけられ、進学実績の良い高校に入学するために、幼稚園児の頃に長期ローンを組んで家を買い、引っ越しまでしていたそうですが、その熱心さは常道を逸し、学校の成績が悪いと肉体的及び精神的な苦痛を与えられ、それはまさに「教育虐待」と言うべきものだったそうです。その結果、極度なストレスが原因としてパニック障害等の心の病を患い、現在も精神障害者として、障害者手帳を持っている状態であると記されていました。

 

古谷さん曰く『自らの子供に対する「教育熱」の根源が、本当に「お前のためを思ってやってるんだ」という大義に、一片の私心も邪心も無いといい切れるかどうか、深く内省して検討してほしい。そうすればその大義は、実は自らのコンプレックスやストレス解消という、親の身勝手な都合から発生していることに気がつくはずである』『子供の自由放任に抵抗があるという親は、子供の自由意志や自発的決定能力を信用していないのと同じである。子供の持つ能力を信用しておらず。親が統制・管理しないと「おかしな方向」に言って「堕落」してしまうという。子供に対する根源的な不信を有しているからである』(集英社新書「毒親と絶縁する」(著:古谷経衡)より引用)

 

うん、確かにいろいろ試したけど、本人は嫌がっている。

公文式はすばらしいメソッドだと思うけど、やっぱり子供によって「合う」「合わない」がある。数学ができれば、将来的に国公立大学も狙えるので学費が安く済むというスケベ心が全くないといえば嘘になる。

 

これ以上は、子供と親にとって得るものよりも失うものの方が大きくなると思い、退会することにしました。

 

すると、、、「なんということでしょう♪(劇的ビフォーアフター風)」今まで積りに積もっていたストレスが解消されました☆彡

 

繰り返しになりますが、公文式は「東大生の三人に一人」が経験するような、自主学習能力を幼少期から伸ばすすばらしい学習メソッドだと思います。但し、その性質から人によって「合う」「合わない」の差が非常に激しい。もし、子供がハマれば、毎日の勉強習慣がついて、学力向上及び「勉強しなさい!」という言葉も言わなくてよくなるでしょう。本当に素晴らしい。

逆に「合わない」場合に、無理に続けようとすると、そのストレスは親子ともども甚大となり、最悪「教育虐待」に発展していく恐れもあります。

 

公文教室辞める、辞めないで悩んでいる方は少なくないと思います。ひっとしたら、少し違ったアプローチで子供を応援すれば、ずっと続けれるかもしれません。ただ、自分にはそれができませんでした。

 

結論⇒公文式はすばらしい。気になったら体験教室や入会してみるのもおすすめ。
   但し、子供にとって「合う」「合わない」の差が激しいので、いろいろ試して合          

   わないと思ったらやめても無問題。道は他にあります。

 

また紹介したいと思いますが、現在は違う教材を使って勉強しています。こちらの方は、子供の性格にバッチリ合って、毎日の勉強習慣が根付いてきてます。

 

算数以外の教科もあり、そちらの成績もあがってます。(コスパ的にもGOOD(´∀`))

 

焦らなくて、大丈夫です!!